TEL:049-274-5418

診療時間 9:00~18:00

  お口のおはなし  第65話  口腔育成⑧お口の機能を育てていきませんか?

お知らせ

お口のおはなし 第65話 口腔育成⑧お口の機能を育てていきませんか?

お口のおはなし

smart_phone_4585f447.jpg

赤ちゃんの呼吸

 

ヒトは1日に2万回以上呼吸をしており、

新生児では大人の約3倍の回数の呼吸をしています。

呼吸は最も重要な生命活動です。

お口ポカンが始まるのは、新生児の頃からです。

間違った抱っこの方法で、

お口がぽかんと開いてしまいます。

正しい抱っこの仕方とは「口が閉じる姿勢」です!

赤ちゃんは自分で姿勢が作れません。

首が座る前から、抱っこの仕方、

寝る姿勢によって口が開きます。

【お口ポカンの何がいけないの?】

  • ぼーっとしてしまう(集中力低下)
  • 歯並びが悪くなる
  • 風邪をひきやすくなる
  • 顔の筋肉が劣化する
  • 代謝が落ちる
  • 虫歯、歯肉炎になりやすくなる

睡眠時無呼吸症候群の原因になる   etc…

赤ちゃんの抱っこの仕方

呼吸のところでもお伝えしましたが、

正しい抱っこの仕方とは、

「口が閉じる姿勢」です。

抱っこ紐は正しく使えていますか?

赤ちゃんのおでこにキスをする高さで

抱っこ紐を調整してみて下さい。

赤ちゃんの頭が後ろに下がっていては

正しく使えていない状態です。

抱っこ紐のフードで頭を支えるかどうか?

ではありません。

ただ丸く抱っこすれば良いというわけではなく、

抱っこにおけるM字姿勢をどう作るかが大事

になってきます。

太もも裏が保護者の体と設置していると良いです🙆‍♀️

そうすることで、口が閉じる姿勢での抱っこがで

き、お口ポカンの予防になり、

風邪の引きにくい子になります。

 

哺乳もお口を育てる大切な役割です。

 

飲む時の姿勢ですが、

赤ちゃんは自分で姿勢を保つことができないので、

まずは保護者が両足を接地し、姿勢を正し、

新生児・乳児が飲みやすい姿勢で支えてあげる

必要があります。

最近、多くなっているようですが

ベッドなどに寝転がさせながら哺乳をさせると

どうなるでしょうか?

これは口と胃が一直線上になるような姿勢となり、

浅のみ(乳首飲み)となり、

くわえにくく飲みにくい姿勢になってしまいます。

成人の我々が仰向けに寝そべりながら、

水を飲むのは苦しいですよね。

赤ちゃんも同じということです。

 

正しい哺乳のさせ方とは、

「も」の字の姿勢で赤ちゃんが口を開けて、

吸い付きやすく飲み込みやすい姿勢で

哺乳をすると深のみしやすくなります

正しい姿勢での抱っこ、哺乳によって、

上あごが鍛えられ、お口ポカン(口呼吸)の予防

で風邪の引きにくくなり、

また歯並びが良くなります。

 

 

ユナイトみよし歯科

歯科衛生士  Y.S