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  お口のおはなし 第87話 毎日牛乳を飲めば、背が伸びるの?

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お口のおはなし 第87話 毎日牛乳を飲めば、背が伸びるの?

お口のおはなし

Q. 中学生の患者さんが「背を高くしたいから毎日お風呂上りや寝る前に牛乳を飲んでいる」と言っていました。本当に背が伸びるのでしょうか?

A. 牛乳に含まれる良質なタンパク質やカルシウムは、身長の伸びに必要な栄養素ですが、牛乳だけで背が伸びることはないでしょう。

身長の伸びは、遺伝に加えて、睡眠、運動、栄養の3つの要素が関わっています。背が伸びるということは、「骨端線」と呼ばれる骨の両端にある軟骨部分が成長ホルモンの働きにより骨が伸びることです。骨端線は大人になるとなくなり、骨は伸びなくなります。したがって骨端線がある思春期のうちに「良質な睡眠」「適度な運動」「栄養バランスの整った食事」を心がけることが重要になります。

 

成長ホルモンは、睡眠時と適度な運動時に多く分泌されます。睡眠は質と長さが大切で、特に就寝後3時間の深い眠りの時に多く分泌されます。睡眠が途中で妨げられたり、睡眠時間が短いと分泌が悪くなります。小中学生ではおおむね9時間は睡眠が必要と言われています。運動時は、開始15分後から運動終了後3時間まで分泌され続けます。また、走ったり、跳んだりと身体を動かすことで、物理的な刺激が骨端線に伝わり、骨端部分の軟骨の増殖が活性化されると言われています。

 

栄養では、各種の栄養素をバランスよく摂ることが大切ですが、特に重要なのがタンパク質です。タンパク質を構成するアミノ酸は骨を形成する材料の一つとなり、さらに成長ホルモンの分泌を促進する作用もあるからです。タンパク質は、肉、魚、豆類、乳製品などに多く含まれています。しかし、肉や乳製品のなかには、脂肪を多く含むものもあり、脂肪の摂り過ぎには注意が必要です。脂肪が多い食品の摂り過ぎは肥満の原因となり、肥満になると身長が伸びる時期が短くなることがわかっています。

 

その他、骨を強くするカルシウム、カルシウムの吸収を促進するビタミンD、カルシウムを骨に定着させる働きがあるマグネシウム、タンパク質の吸収を助け、成長ホルモンの分泌に影響を及ぼす亜鉛等も骨の成長には欠かせない栄養素です。このように、身体を作るためにはたくさんの栄養素が必要です。

 

牛乳が身長増加に与える影響は大きいと言われていますが、「牛乳さえ飲めば背が伸びる」というわけではありません。身長は足りないものがあると伸びが鈍化し、それを補うと伸びが良くなります。低身長の原因はカルシウム不足のみではありませんし、また、牛乳を過剰に飲むと他の食べ物を食べる食欲がなくなったり、肥満の原因となり、その結果、身長の伸びに影響を与えることもあります。

 

睡眠、運動、栄養のうち、足りないものがないか生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。

 

ユナイトみよし歯科では、患者さんからの栄養の質問にお答えできるよう口腔機能栄養学の資格「口栄士」の取得に向けて勉強しています。

埼玉県入間郡三芳町藤久保855-403 アクロスプラザ三芳1階

ユナイトみよし歯科 歯科衛生士 H.K

 

 

 

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