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  お口のおはなし 第108話 フッ素はどのくらいとったらいいの?

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お口のおはなし 第108話 フッ素はどのくらいとったらいいの?

お口のおはなし

フッ素は、海草やお茶などにも含まれており、私達は普段の食事でも無意識に摂取しています。しかし、歯の健康を保つためには、普段の食べ物や飲み物だけでは、十分なフッ素の摂取はできません。

虫歯予防のためには、意識してフッ素を取り入れる必要があります。

 

普段お使いの歯磨剤に、フッ素は含まれていますか?またフッ素の濃度を気にされたことはありますか?

 

今年に入ってから、フッ素入り歯磨剤に対する指針が変わりました。

大きなポイントは、

 

6歳未満の年齢へのフッ化物濃度がすべて1,000ppmFとなったこと

6歳以上の年齢へのフッ化物濃度がすべて1,500ppmFとなったこと

 

以前よりも濃度の高いフッ素入り歯磨剤が使用できるようになりました。

特に、生えたての歯は弱く、虫歯になりやすいので、歯の生え変わりの時期は積極的にフッ素を取り入れたほうが良いでしょう。

 

製品によってフッ素の濃度は違います。

市販の歯磨剤には濃度の記載が無かったり、濃度の低いものが多いので、歯科医院で販売している高い濃度の歯磨剤がおすすめです。

 

では、フッ素を効果的に摂取するには、どのくらいの量を使ったら良いのでしょうか?

学会で推奨されている量は下の表をご覧ください。

 

 

実は大人にもフッ素は重要

大人になると、不規則な生活や、歯科治療などにより2次虫歯(治療した歯が再度虫歯になること)になりやすく、虫歯リスクが上昇することがあります。

また、年齢が進むにつれ、歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質とよばれる表面が弱い部分が露出し、虫歯になりやすくなります。

フッ素を上手に摂取して、予防をしていきましょう。

 

フッ素を長く留めることが大切

フッ素は歯磨きをしたあとも歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。だからこそ、フッ素は長く留めることが大切です。

 

フッ素を残すための2つの工夫

普段の歯磨きにおいて少しの工夫をすることで、フッ素を口の中に長く留める習慣が身につきます。ここでは2つの工夫をご紹介します。

 

すすぎは少ないお水で1回

歯磨剤を吐き出したあと何度も口の中をすすいでしまうと、口の中に残るフッ素の量が少なくなってしまいます。

そこで、歯磨き後は5~15mlの少ない水で5秒間程度ブクブクと1回だけすすぐことをおすすめします。また歯磨き後は1~2時間は飲食を控えるとさらに効果的です。

 

虫歯になりやすい就寝前の使用がおすすめ

寝ている間は唾液の分泌がすくなくなり、口の中の自浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすい状態になります。寝る前の歯磨きはフッ素配合の歯磨剤で丁寧に行い、虫歯予防を心がけましょう。

 

より効果的なのが、フッ素洗口液のオラブリス。

無味無臭でクセがなく、値段も安価なので、寝る前の習慣としてぜひ取り入れてみてください。

歯磨き後、少ないお水ですすぐと口の中に歯磨剤が残って気になってしまう方も、オラブリスなら後味が気にならずにお使いいただけます。

当院でも販売しております。

 

定期検診もあわせてご利用ください。

虫歯や歯周病の早期発見・早期治療もできますし、歯科医院でのフッ素塗布をすることで、より虫歯予防につながります。

上手にフッ素を活用していきましょう。

 

入間郡三芳町

ユナイトみよし歯科  歯科助手 Y・T

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