お口のおはなし　第３話　キシリトールってどんなものなの？

キシリトールってどんなものなの？

☆キシリトールは「天然素材」の甘味料

☆白樺や樫などの樹木から抽出された成分が原料です。

☆糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種で、砂糖と同じくらいの甘さがあり、

カロリーは1ｇあたり3kcal、砂糖の3/4です。

☆野菜や果物に含まれており、人間の肝臓でも毎日作られています。

☆血糖値が上がりにくいので、糖尿病の人が食べても安心です。

〈キシリトールの効果〉

☆歯を溶かす酸を作らない

キシリトールは砂糖と違って、むし歯の原因となる酸を作りません。

☆ミュータンス菌(むし歯菌)の質を変える

ミュータンス菌を弱らせて、ネバネバした物質を作れなくすることで、プラーク(歯垢)は、

サラサラして歯磨きで簡単に落とせます。

☆唾液分泌が促されます

唾液がよく出て、清浄作用やお口の中の酸性度を中和する作用を高めます。

☆再石灰化を助けます

唾液中のリン、カルシウムが歯の表面に戻り、初期むし歯の修復に働きかけます。

〈キシリトールを上手に取り入れてみよう！〉

☆100%キシリトール製品をオススメします

ガム 1回1粒 1日3回

むし歯になりやすい人 1日5回

タブレット

子供用 1回1粒 1日3回

むし歯になりやすい人 1日6回

大人用 1回3粒 1日3回

むし歯になりやすい人

1回2粒 1日7回

量や回数はあくまで目安ですが、毎日続けることで効果が発揮されます！

ぜひ、生活の中に取り入れてみてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歯科衛生士: M.S