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  お口のおはなし第25話 お口の健康とフッ化物(4)

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お口のおはなし第25話 お口の健康とフッ化物(4)

お口のおはなし

お口のおはなし第25話 お口の健康とフッ化物(4)

(3)お口の健康とフッ化物

フッ素の利用方法は、三つあります。フッ化物洗口、フッ素塗布、フッ素入り歯磨剤を使った歯磨きです。

①フッ化物洗口ってなあに?
前々回をご参照下さい。

②フッ素塗布ってなあに?
前回をご参照下さい。

 

 

③フッ素入り歯磨剤ってなあに?

フッ素入り歯磨剤は、毎日の歯磨きの時にフッ化物の利用が手軽にできます。
WHOは、世界中にフッ化物配合歯磨剤の使用を推奨しています。

世界の国々では、フッ化物配合歯磨剤は、歯磨剤の90%であり、

多くの人々に利用されています。

皆さんのお宅の洗面所にある歯磨き粉にもフッ素が、入っているはずです。
日本のホームセンター、ドラッグストアなどの

歯磨き粉のコーナーで販売されているものの、
ほとんどにフッ素が入っています。
当院で扱っている歯磨剤の全てにフッ素が入っています。

先進国では、昔に比べてむし歯が減少していますが、
フッ化物配合歯磨剤の利用が広まったからだと言われています。
日本でも虫歯だらけの子どもは、ほとんどいなくなり、
大人でも、虫歯がたくさんある方は、減っています。

 

日本では、フッ化物配合歯磨剤は、医薬部外品として販売されています。
配合フッ化物は、
フッ化ナトリウム(NaF)
フッ化スズ(SnF2)
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)の3種類
フッ化物濃度は、1,450ppm(0.145%)以下と定められています。
歯科医院で扱っている歯科用歯磨剤には、

この最高濃度のフッ素が配合されているものが、多くあります。

 

①フッ化物配合歯磨剤の有効性

フッ化物配合歯磨剤のむし歯予防作用は、エナメル質、

初期むし歯へのフッ化物沈着による再石灰化の促進、
歯垢中へのフッ化物の蓄積によるものです。
歯垢中のフッ化物は、抗菌作用とフッ化物を蓄えて、

むし歯になりそうな歯の脱灰の抑制と再石灰化を促進します。

フッ化物配合歯磨剤の有効性に関する多数の研究が行われています。
調査によると、う蝕抑制率は0%~40%まで、

むし歯の予防効果は20%程度と言われています。

成人から高齢者にかけて加齢、歯周病により歯肉の退縮が起こり、
治療困難な歯根面むし歯が多発しますが、
歯根面むし歯の抑制にフッ素入り歯磨剤が効果的であるという研究もあります。

日本では、水道水にフッ化物添加が実施されておらず、
フッ化物錠剤もなく、フッ化物洗口もあまりできません。
そのため、フッ化物配合歯磨剤は、日常的に家庭でも手軽に利用できる唯一のフッ化物です。

 

②フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法

歯磨きや歯磨き後の習慣に関する研究から、フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法は、
(1)歯磨きの回数を1日2回以上使用する(歯垢中のフッ化物濃度の上昇がみられるため)
(2)継続的に使用すること
(3)歯磨きは就寝前が効果的であること
(4)使用する歯磨剤の量を0.5g以上とすること
(5)歯磨き後の洗口回数を少なくすること
(6)歯磨き直後の飲食を避けること
とされています。

 

③フッ化物配合歯磨剤の安全性

フッ化物配合歯磨剤の安全性は、洗口や吐き出しのできない年齢の口腔内残留フッ化物量が問題です。
研究によると、4歳以下では、使用した歯磨剤のほとんどを飲み込んでいることが分かりました。
一方、歯のフッ素症の発現リスクは、6歳以下に集中し、
審美的に問題となる上顎中切歯が歯のフッ素症にかかるのは1~3歳であるので、
低年齢児のフッ化物配合歯磨剤の使用が論議されるのです。

WHOは、6歳未満児のフッ化物配合歯磨剤の使用に関するガイドラインを提示しています。
両親による歯磨きの実施や監督、
歯磨剤の適切な使用量→pea-size(豆粒大)
小さな毛先部分の子供用歯ブラシの使用、
歯磨剤チューブ口を小さくすること、
注意事項を歯磨剤に表示することなどとされています。

日本で販売されている全ての歯磨剤は、
厚生労働省で定められた安全な基準値に基づいて、
フッ素が配合されています。
フッ素配合歯磨剤は、医薬部外品です。

 

④6歳未満児におけるフッ化物配合歯磨剤の使用に関する注意事項

6歳未満児におけるフッ化物配合歯磨剤の使用についての注意事項は、
(1)使用量はpea-size(豆粒大)で幼児用歯ブラシの1/2の量を規準とする
(2)3歳未満では1日1回
3歳以上では1日2回(就寝時ともう1回)使用する
(3)幼児が白分で磨くときは、適量の歯磨剤を保護者が歯ブラシにとり、
歯磨きの間は、監督する
(4)歯磨剤の吐き出しや洗口を練習させる
(5)使用直後の飲食を控える
などとされています。

 

⑤まとめ

 

フッ素配合歯磨剤を適切に使用すると、

どの年齢の方にも虫歯予防効果が期待できます。
どのフッ素配合歯磨剤が、ご自分やお子様に合っているのか、
使用方法についてなどのご質問がございましたら、
いつでも歯科医師、歯科衛生士にお尋ね下さい。

 

埼玉県三芳町ユナイトみよし歯科
歯科衛生士 Y.O

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