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お口のおはなし　第51話　上の歯と下の歯が接触しているとどうなるの？

2021/07/23 お口のおはなし

TCH(上下歯列接触癖)について

 

TCHとは？

皆さんは日中、上の歯と下の歯が接触していることはありませんか？

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TCH(Tooth Contacting Habit)とは上下歯列接触癖の略で、自分が意識して歯を接触させているとき以外で、上下の歯を無意識の内に接触させてしまう癖のことをさします。

 

普段、上の歯と下の歯は接触していません！

 

通常は口を閉じていても上の歯と下の歯は2〜3㎜の隙間があるのが正常で、食事や会話の際に接触するだけで、その時間は1日約20分程度だと言われています。

 

TCHがあると、歯の接触が長時間に及ぶので、顎関節に力がかかったり、噛む際に使う筋肉である「咬筋」や周囲の筋肉が疲弊しやすくなります。

 

TCHはどんな時にしている？

食事や会話以外で接触する場面としては以下のようなことが挙げられます。

 

•集中している時(仕事中、パソコン、運転など)

•緊張による精神的ストレス

•ゲームをしているとき

•スマートフォンを見ているとき

•読書をしているとき

•料理や家事をしているとき

思い当たるものはありませんか？

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TCHによる口腔内への影響

TCHが習慣化すると、

•歯が割れる

•歯にヒビが入る

•詰め物がこわれる、外れやすくなる

•2次的なむし歯になる

•歯周病の悪化

•咬合痛

など、様々な影響があります。

 

他にもTCHは全身にも様々な影響を及ぼすことがあります。

•頭痛

•めまい

•視力低下

•耳鳴り

•顎の痛み

•知覚過敏

•肩こり

•首の痛み

•腰痛

•膝の痛み

 

TCHがある方はまずは上下の歯を離す習慣づけを毎日繰り返していきましょう！

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付箋に「歯を離す」｢リラックスする｣と書いてパソコンなど目に見える所に貼って意識してみてください。その時に力を抜いて肩を上下させたり、息を吐くなどの行動も一緒に行うと効果的です。

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また、TCHは日中のことをさしますが、夜間に歯ぎしりや食いしばりがある場合は歯を離すことが難しいので、マウスピース(ナイトガード)を使うことをおすすめします。

 

 

ユナイトみよし歯科　歯科衛生士 Y.K