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  お口のおはなし 第52話 妊婦① 妊娠中にむし歯にならないためにはどうしたらいいの?

お知らせ

お口のおはなし 第52話 妊婦① 妊娠中にむし歯にならないためにはどうしたらいいの?

お口のおはなし

妊娠中の口腔内変化

一般的に妊娠期は口腔内環境が悪くなると言われています。
その原因として
*口腔清掃の怠りがち
*唾液phの低下(唾液酸性化)
*内分泌機能の変化(ホルモン分泌の変化)
*食事や間食の摂取回数の増加
*嗜好変化
*偏食
*情緒的不安定
*歯科治療敬遠などが挙げられます。
すなわち、歯磨きを十分に出来ない、酸味や甘味嗜好が強くなったなどがう蝕や歯周病にかかりやすい環境に変化させてしまいます。

妊娠や出産によって、子供にカルシウムを取られたことでう蝕になる事はありません。
赤ちゃんが必要なカルシウムは骨から血液中に溶け出し供給されるので母親のカルシウムが使われる事はありません。

妊娠中はホルモンバランスが変化し食生活が不規則になり食事の回数も増えたりします。
また、つわりなどで歯磨きが十分に行えず、プラークが溜まりやすくなり、お口の中が不潔になりう蝕や歯周疾患の原因になります。

 

 

妊娠中に虫歯にならない為に

まずは、お口の中を清潔にする事!
しかし、つわりなどで歯ブラシを口にするのも辛いものです。
なので、歯ブラシを小さいものに変えたり、歯磨き粉をにおいや刺激の少ないものにしたり、洗口液を使用したりなど楽な気持ちでお口の中を綺麗にしていきましょう!

産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、う蝕の原因であるミュータンス菌はありません。
虫歯の原因のミュータンス菌は、親や身の回りの人から子へ移ります。子供の綺麗な歯を虫歯にしない為にも、愛情の一つとしてキシリトールを活用し、お口の清潔を保ちましょう!

母親が妊娠6ヶ月目からキシリトールを13ヶ月食べ続けたところ、子供が生後1歳の時点でミュータンス菌が見つかる確率は、キシリトールを食べていない母親に比べて4分の1以下でした。
そして、キシリトールをやめた後も、15ヶ月間効果が持続したという、研究結果もあります。

 

 

妊娠中は体調の変化に伴い、お口の状態も変化しやすくなっていて、赤ちゃんへの影響や歯科治療が大変になる前に予防をしておく必要があります。
早めに歯科検診を受けて、妊娠中期(5〜7ヶ月頃)には歯科治療を終えるようにしましょう。
また、歯科予防処置として口腔内のクリーニングも行いましょう!

 

 

 

埼玉県入間郡三芳町藤久保855-403

        アクロスプラザ三芳1階

  ユナイトみよし歯科   

      歯科衛生士   DH M.K

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