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  お口のおはなし 5月号vol.2 女性が歯周病になりやすい理由、食事の環境にも気をつけよう

お知らせ

お口のおはなし 5月号vol.2 女性が歯周病になりやすい理由、食事の環境にも気をつけよう

お口のおはなし

若葉の色が日ごとに濃くなる季節となりました。新生活の疲れが出やすいこの季節、ぜひお口のメンテナンスにもお越しください。

今回のお口のお話しは、『女性が歯周病になりやすい理由』・『「食事の環境にも気をつけよう』です。
ぜひ参考にしてくださいね。

 

女性が歯周病になりやすい理由

微生物に性別はありません。細菌は分裂して増殖し、ウイルスは他の生物の細胞に入り込んで、自分の遺伝子をコピーさせ増えます。

実は細菌の中には「女性ホルモン」が好きな細菌が存在するのです。その細菌の名はプレボテラ・インターメディア(Prevotella inter-media)といって、歯周病菌の一種です。

その菌は、卵巣でつくられる女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンを好みます。歯周病菌は体のあちこちに移動できますが、さすがに卵巣にはたどり着けません。しかし、女性ホルモンは卵巣から血流に乗って全身に運ばれるので、この菌は、歯ぐきや唾液中に送られてきた女性ホルモンをエサとし、お腹を満たしてモリモリと増殖してしまうのです。

女性ホルモンの分泌が活発な思春期や妊娠時には、この歯周病菌が爆発的に増加して歯周病を起こす可能性があります。歯を支える骨を溶かす毒素も出せる悪玉菌です。

女性は歯周病になりやすいのにはもうひとつ理由があります。

それは、女性ホルモンそのものです。本来、女性ホルモンは免疫力を上げて女性の体を守ってくれています。しかし、ホルモンはバランスがとれていることが大切で、多すぎても少なすぎても健康に影響が出ます。生理前には女性ホルモンのバランスが崩れ、生理前症候群と呼ばれる一連の不快症状があらわれることがありますが、口の中にも思わぬ弊害がでてくるのです。それは、歯肉炎と口臭。生理前には、女性ホルモンがぐんと増えて免疫反応が高まるのですが、ホルモンバランスが乱れ免疫反応も乱れると、歯ぐきが腫れやすくなってしまいます。

赤く腫れるとか熱が出るといった炎症反応は、免疫反応です。だから生理前には歯ぐきが腫れて、生ぐさい口臭がしたり、歯みがきで血が出たりしやすくなります。血液は多くの歯周病菌にとって栄養となるため、歯ぐきの状態はさらに悪くなってしまうのです。

妊娠中は普段の女性ホルモンの分泌量が平屋程度の高さだとしたら、出産前の分泌量はエベレストの高さといわれています。プレボテラ・インターメディアもぐんと増殖し、免疫反応もグンとアップし乱れやすくなります。おまけに、妊娠中は口への刺激やにおいに敏感になるため、歯ブラシや歯みがき剤で吐き気を催し、歯みがきがおろそかになることが多いです。

実は、妊婦さんの半分が妊娠性歯肉炎になっていると言われています。出産後は女性ホルモンの量は通常に戻りますが、子育てが忙しいせいで、お母さんの歯ぐきは歯肉炎のまま放置されがちです。忙しい中でもセルフケアは大切にしましょう。そして、産前産後も歯科医院でのプロフェッショナルケアも続けられると良いですね。

 

歯科衛生士   Y.K

 

食事の環境にも気をつけよう

机は高すぎないように

きょうだいがいる場合、上の子に合わせた机の位置になってしまっていることがあります。机が高いと、手を動かしづらいですし、お皿の中身も見えにくいです。机は高すぎず、低すぎず、ひじの高さくらいがベストです。椅子にクッションなどを敷いて、高さを調整しましょう。

 

テレビはお子さんに応じて

テレビを点けるか点けないかは難しい問題ですが、たとえば食事中に立って歩く癖のある子は、テレビが点いていると座ってくれやすいです。

逆に、立ち歩く癖のない子は、テレビが点いていると食事に集中できなくなります。

 

<お口の機能を育てるには、しゃべることも大切>

 

おしゃべりで完気に走り強っている子はお口の移能も育っていで、逆に熱ってしっとしている子はお口の落ちが遅れている傾向があるようです。

どんな話をしているのか、子どもたちを見ていて気づくのは、食べ物の話が多いということ。「きのうなに食べた?」とか「好きな食べ物は?」とかおしゃべりしています。そんなとき、偏食がひどくて食べられるものが少ない子だと、話の輪に入っていきにくい。そのため、食の幅が広がるというのは、お子さんがまわりの子とおしゃべりするきっかけにもなります!ひいてはそれがお口の機能の発達にもつながります。

 

<食具は成長にあったものを>

スプーンやフォークは、お口の幅の2/3未満のものを

 

大きすぎるスプーンやフォークは、

2歳児に5歳児の服を着せているようなものです。

食具の幅が、お口の幅の2/3未満になるようなものを選びましょう。

 

お箸は4〜5歳から。

お箸を使うには、十分な手指の器用さが必要です。4歳以降でないと難しいでしょう。

 

食具は「食べやすさ」に直結します。

「うちの子は食べ終わるまでに2時間もかかる」という方に、そこで、お子さんに「小さいスプーンで、飲み込んでから次のひと口をすくう」よう指導して、その場でご家庭と同じような食事をしてもらったところ、20分で食べ終わることができたという例があります。

この子の場合は、スプーンが大きすぎて、口に含むのがたいへん(ひと口量も多くなって噛んで飲み込むのもたいへん)

だったのが、食事時間を長くしていた原因だったようです。とくに2歳くらいまでの子には、食具で一度すくったものを「多すぎた」と戻すのは難しいです。ですから、スプーンは小さめのものにするのがいいでしょう。

 

歯科衛生士   W.K

小児歯科・予防歯科
インプラント治療
セラミック治療 幅広く対応
入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

 

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