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  お口のお話 7月号vol.2 口内炎は歯医者さんで相談してもいいの?唾液のはたらきとあわせて知っておきたい豆知識

お知らせ

お口のお話 7月号vol.2 口内炎は歯医者さんで相談してもいいの?唾液のはたらきとあわせて知っておきたい豆知識

お口のおはなし

暑さが日に日に増し、夏本番の気配が近づいてきましたね。水分をしっかりとって、体調管理にも気をつけたい時期です。

今回は、私たちの身近にある「唾液」の大切なはたらきと、「口内炎」についてのお話です。

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唾液に含まれる「ムチン」の役割って?

「ムチン」という言葉を聞いたことがありますか?
ムチンは、唾液の中に含まれている粘り気のある成分で、水分を保つ性質があります。これによって、お口の中の粘膜が乾燥するのを防ぎ、外からの刺激から細胞を守るバリアのような役割を果たしています。

ムチンには「保護」作用のほか、「潤滑」作用もあります。たとえば、食べ物を噛んで飲み込む動作(咀嚼や嚥下)をスムーズにしてくれるのも、ムチンのおかげです。舌が口の中の天井部分(口蓋)や歯と摩擦を起こさずに動くことで、食べ物をすりつぶしやすくなり、飲み込みもスムーズになります。

さらに、発音にもムチンの潤滑作用が関係しています。舌が口蓋や歯、唇などと滑らかに接触できるようにし、スムーズに音を発する助けをしてくれるのです。

このように、唾液は当たり前のように存在しているものですが、実はお口の中でとても多くの役割を果たしている、頼れる存在なのです。

歯科衛生士 H.K

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歯医者さんで口内炎の相談はできる?

歯が腫れて痛みが出ている女性が頬を抑えているところ

「口内炎って、歯医者さんで相談してもいいの?」というご質問をよくいただきます。
答えは、「もちろんOKです!」です。

歯科医院では、虫歯や歯周病だけでなく、お口の中の粘膜に関する症状や違和感にも対応しています。特に、口内炎が長引いていたり、なかなか治らなかったりする場合には、他の病気の可能性もあるため、歯科で診てもらうことをおすすめしています。

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口内炎の種類と注意点

口内炎とは、お口の中にできて痛みを伴う潰瘍のこと。中でも「アフタ性口内炎」と呼ばれるものが最も多くみられます。小さな円形の潰瘍で、中心が白く、周囲が赤くなっているのが特徴です。

とくに、周期的に繰り返しできる「慢性再発性アフタ」は、日本人の口腔内の病気では、虫歯・歯周病に次いで多いと言われています。
その原因は完全にはわかっていませんが、粘膜の傷、ストレス、栄養の偏り、ホルモンバランスなどが関係しているとされています。

1~2週間ほどで自然に治ることが多いのですが、大きくなったり、何度も再発したりする場合は、注意が必要です。

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治療方法と受診の目安

歯科医が説明しているところ

アフタ性口内炎の治療には、市販の口内炎用の軟膏が効果的です。できてすぐに使い始めると、より効果が期待できます。

また、歯科医院によっては、レーザー治療を用いて痛みの緩和や治癒促進を行っているところもあります。

ただし、1~2週間経っても治らない場合には、ほかの原因(ウイルス感染、膠原病、入れ歯や歯の摩擦など)による潰瘍の可能性も考えられます。とくに以下のような場合は、歯科や口腔外科での診察が必要です。

  • 潰瘍が1cm以上と大きい

  • 1か月以上治らない

  • 触ると硬さを感じる

  • 入れ歯や歯が接触する部位にできている

口腔がんなどの重大な病気が隠れていることもあるため、「いつもと違うな」と感じたら、できるだけ早めにご相談ください。

歯科衛生士 S.M

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最後に|お口の中の“ちょっとした変化”を見逃さないで

唾液に含まれるムチンのはたらきは、毎日の食事や会話、健康なお口を支えてくれています。
一方で、口内炎のような小さな異変も、放っておくことで思わぬ病気が隠れていた…というケースも少なくありません。

ユナイトみよし歯科では、虫歯や歯周病だけでなく、唾液や口内炎に関するお悩みについても、歯科衛生士・歯科医師がしっかりと対応いたします。

「相談だけでも大丈夫かな?」という気持ちでも、どうぞお気軽にお声がけくださいね。

皆さまのお口の健康を、これからもサポートしていけたら嬉しいです。

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