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  お口のお話|2月号vol.1 口腔機能低下症について /実は多い「無意識のくいしばり」

お知らせ

お口のお話|2月号vol.1 口腔機能低下症について /実は多い「無意識のくいしばり」

お口のおはなし

口腔機能低下症について

最近、「しゃべりづらいな」「むせやすくなった気がする」「やわらかい物ばかり食べている」など、そんな変化を感じていませんか。
それは、お口の機能が衰えてきているサインかもしれません。
「食べる」という行為は、歯の健康だけでは成り立ちません。

【食べ物の流れ〜お口から胃へ〜】

食事は、食べ物をお口に入れてから、歯の上にのせて噛み砕き、飲み込みやすい形に整え、のどの奥を通って食道へと送られます。

「食べる=噛む」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
この一連の動きには、歯だけでなく、唇や舌、頬、のどの筋肉など、さまざまなお口周りの組織が関わっています。

例えば、唇をしっかり閉じられないと、食べ物が口の外にこぼれてしまいます。
また、食べ物は舌で歯の上にのせ、歯によって粉砕されます。

さらに、食べ物が頬と歯ぐきの間に落ちないように、頬が支えてくれています。
意外かもしれませんが、唾液も重要な役割を果たしています。

お煎餅をお口に入れたときのことを想像してみてください。
口の中に水分がなかったらどうでしょうか。
パサパサしてうまく塊にできず、のどに送り込むのも難しくなります。

つまり、「食べる」という行為は歯だけでは成り立たないのです。

このように、食べるために必要なお口周りのさまざまな筋肉の働きを「口腔機能」と呼びます。

お口周りの筋肉は、加齢とともに徐々に衰えていきます。
さらに、使わないでいると衰えは一層進んでしまいます。

そして、食べこぼすようになったり、うまく噛めなかったり、滑舌が悪くなったりといった症状が現れてきます。
こうした、食べる・飲み込む・話すなどの複合的な機能の低下のことを「口腔機能低下症」といいます。

ご自身でその変化に気付いたり、早めに対策をとれればよいのですが、多くの方は「自分のお口は問題ない」と思っています。
こうした衰えを予防するためには、まずはお口の機能の状態を知ることが大切です。

そこで、ご家庭でも簡単にできる検査方法の一部をご紹介します。

【舌口唇運動機能の検査】

3つの音を声に出してもらい、唇や舌がスムーズに動くかを調べます。
入れ歯を使用している方は、装着した状態で検査します。

方法は、「パ」「タ」「カ」をそれぞれ5秒間繰り返して発音します。
ストップウォッチを使って計測し、1秒間あたりの発音回数を算出します。

1秒間あたり6回未満の場合は、舌口唇運動機能低下の可能性が高いと考えられます。

【なぜこの3つの音なの?】

「パ」は唇、「タ」は舌の前方部、「カ」は舌の後方部を使って発音します。
スムーズに発音できない場合、その部分の機能が低下していることを意味します。

舌や唇の動きが鈍くなると、発音がはっきりしなくなったり、食べ物をうまく口の中で動かせなかったりと、会話や食事に影響します。

【口腔乾燥の検査】

お口の中が乾いていないかを確認します。
2分間ガーゼを噛んでもらい、ガーゼを紙コップなどに吐き出して唾液量を測定します。
唾液量が2グラム以下の場合は、口腔乾燥と判断されます。

【なぜ、唾液量を調べるの?】

唾液には、お口の中を清潔に保つほか、食べ物を一塊にして飲み込みやすくするなど、大切な役割があります。
唾液が少なくなると、味覚も感じにくくなり、食べる楽しみに影響して食欲低下などにもつながります。

【いつまでも元気に過ごすために】

やわらかい物ばかりの食生活や、人と話す機会が少ない状態が続くと、お口の筋肉は知らず知らずのうちに衰えてしまいます。

そのため大切なことは、日常生活の中で「お口を使うこと」です。
例えば、一品は噛みごたえのある料理を取り入れたり、繊維質の多い野菜を積極的に食べたりすることがおすすめです。

また、カラオケなど声を出す機会を楽しむのも効果的です。
いつまでも元気に過ごせるお口と体づくりを意識していきましょう。

歯科衛生士 S.A

〜実は多い「無意識のくいしばり」〜

日常生活の中で、歯を強く噛みしめている自覚はありますか。

実は「くいしばり」は、多くの方が無意識のうちに行っている癖のひとつです。
仕事や家事に集中している時、スマートフォンを操作している時、緊張やストレスを感じている時など、知らず知らずのうちに上下の歯を強く接触させていることがあります。

本来、リラックスした状態では、上下の歯の間にはわずかな隙間があり、歯は常に接触しているものではありません。

しかし、くいしばりの癖があると、歯や顎に長時間負担がかかり続けてしまいます。

その結果、歯がすり減る、歯が欠ける、詰め物や被せ物が外れやすくなるといったトラブルが起こることがあります。
また、顎のだるさや痛み、口を開けづらいといった顎関節の症状、さらには頭痛や肩こりの原因になることもあります。

くいしばりは、睡眠中の歯ぎしりだけでなく、起きている時間帯にも起こることが多いのが特徴です。

「自分ではあまり噛みしめている意識がない」という方も多く、無自覚のまま症状が進んでいるケースも少なくありません。

当院では、くいしばりに関与する咬筋の力を測定する検査を行っており、数値として確認することで、現在の状態を客観的に把握することが可能です。

対策としては、まず「歯は離しているのが自然な状態」という意識を持つことが大切です。

気づいた時に軽く唇を閉じ、上下の歯を離すよう心がけてみてください。

また、就寝時の歯ぎしりやくいしばりが強い場合には、歯を守るためのマウスピース(ナイトガード)が有効なこともあります。

さらに、症状や状態によっては、咬筋の過度な緊張を和らげる目的で、ボトックス注射による治療を行うこともあります。

お口や顎の不調は、早めに対処することで悪化を防ぐことができます。

気になる症状がある方や、ご自身では判断が難しい方も、お気軽にご相談ください。
お口の中の状態を確認し、患者さん一人ひとりに合った対策をご提案いたします。

歯科衛生士 M.S

歯科衛生士 S.A / M.S

小児歯科・予防歯科
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入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

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