
新年第1号
今年もよろしくお願いいたします。
食事中に「むせた」経験は、誰しもあると思います。
とくに高齢になると、むせや飲み込みの不調が増え、「誤嚥」をすることが多くなります。また、子どもの事故としてよく報道される「誤飲」という言葉もあります。
この2つは一見似ていますが、意味は異なります。さらに、命にかかわる「窒息」との関係も違います。
“誤って飲み込む”=誤飲

誤飲は、「飲み込む必要のないものを誤って飲み込んでしまう」ことです。たとえば、子どもが硬貨やボタン電池、磁石を飲み込む、高齢者が薬の包装シートや入れ歯をうっかり飲み込むなどが典型です。心身の機能が低下した高齢者では、総入れ歯を丸ごと誤飲してしまうケースもあります。
“誤って気管に入る”=誤嚥

誤嚥は、「本来は食道に入るはずの食べ物・飲み物・唾液・胃液などが、誤って気管に入ってしまう」ことです。
誤飲と誤嚥の違いは、次ページの図のようにまとめられます。健康なかたの場合、飲み込む瞬間に喉頭蓋(気管と食道の分かれ目にあるふた状の器官)が閉じて気管をふさぐので、食べ物が食道へ導かれます。しかし、高齢や病気、疲労などで身体的な反射が遅れたり弱くなったりすると、食道ではなく気管に入りやすくなります。
誤飲した異物は多くの場合、食道から胃へと入り、大半は排便とともに体外に排出されます。しかし、電池や磁石、あるいは消化管に引っかかった異物は、上部消化管内視鏡や開腹手術による摘出が必要になる場合があります。
誤嚥は、むせやせきで気づくこともありますが、高齢者ではせき反射が弱く、むせないまま静かに起こる「不顕性誤嚥」もあります。これが誤嚥性肺炎の原因になりやすく、とくに注意が必要です。
窒息とは、空気の通り道(気管)が食べ物や異物でふさがれ、呼吸ができなくなる状態です。
直接的に窒息を起こすのは、「誤飲」ではなく「誤嚥」です。
大きな食べ物や異物が気管に入ると、空気が通らず急速に酸欠となり、数分で命に危険が及びます。
窒息が起こった場合は、すぐに応急処置を行うことが重要です。
「声やせきが出ず、顔色が悪くなる」のは窒息の典型的なサインです。このようなときは、「背部叩打法」や「胸部突き上げ法」を行います。

歯科衛生士 W.K
小児歯科・予防歯科
インプラント治療
セラミック治療 幅広く対応
入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科