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  お口のおはなし 第16話 タバコや酒は歯周病を悪化させるの? 

お知らせ

お口のおはなし 第16話 タバコや酒は歯周病を悪化させるの? 

お口のおはなし

お酒とタバコは歯周病によいの? 悪いの?

【 お酒と歯周炎リスクは人によって違います! 】

 

◎活性型(日本人の56%)

アセトアルデヒドの分解が早い

⇒お酒に強く、お酒を飲んでも赤くならない

⇒歯周病リスクが低い

 

◎不活型(日本人の40%)

アセトアルデヒドの分解が遅い

⇒お酒に弱く、お酒を飲むと赤くなる

⇒歯周病リスクが高い

 

◎失活型(日本人の4%)

アルコールを受け付けない

⇒お酒が飲めない

⇒飲めないのでリスクに換算しない

 

 

【 タバコは歯周病の最大のリスクファクターです! 】

 

タバコは非喫煙者にとっても危険因子になります!

本人が喫煙者でなくても、周りに喫煙者がいることが

歯周病の危険因子となります!

 

非喫煙(タバコを吸わない方)を 1 とすると

タバコを吸う方の歯周病リスクは約5倍

受動喫煙の方の歯周病リスクは約3倍(結構ある!)

タバコの有害物質は、1時間出続ける!

 

電子タバコもリスクあり!

(煙が出なければいいというわけではない!)

 

【 なぜ、タバコが歯周組織に悪いのか? 】

 

①歯周病にかかりやすくなる

煙の中のニコチンが歯周組織の免疫機能を低下させ、

病原菌に対する抵抗力を弱めるために、

歯周病への罹患率が高くなる

 

②歯周病の発見を遅らせる

ニコチンが歯周組織の毛細血管を収縮させるため歯周病が進行しても

出血や腫れなどの症状が現れにくく歯肉のメラミン色素沈着などにより、

炎症が起こっていることをわかりにくくしてしまう

 

③治療後の治りが遅くなる

治療後、歯肉が回復しようとする働きにニコチンが影響するため、

同じように治療を受けても改善が遅くなりがち

 

④口臭

タバコ独特の臭いの原因はタールで、粘性が高く、

時間が経っても口の中に留まり、唾液分泌が減少し、

口の中が乾燥して口臭が悪化する

 

⑤子どもに及ぼす影響

乳幼児突然死症候群、肺機能低下、気管支ぜんそく、呼吸器感染症(肺炎、気管支炎)、

慢性呼吸器症状(咳、痰)、う蝕、歯肉メラミン色素沈着、歯周病

 

⑥バイオフィルムの高病原化

悪玉歯周病菌のP.g菌(プロフィロモナス・ジンジバーリス)は、タバコが好き

P.g菌の線毛が増え活発になる

タバコの化学物質はバイオフィルムを変える (強化する)

2.5倍硬くなるから、プラークがとれにくい

だから、まめにクリーニングが必要になる!

※だから禁煙しましょう!

 

三芳町藤久保855-403

ユナイトみよし歯科  歯科衛生士 : H .K

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