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  お口のおはなし第30話 献血と歯科受診①献血ってなあに?

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お口のおはなし第30話 献血と歯科受診①献血ってなあに?

お口のおはなし

お口のおはなし第30話
献血と歯科受診
その1 献血ってなあに?

 皆さんは、献血について、ご存知ですか?
献血をしたことは、ありますか?
 献血とは、病気の治療や手術などで血液を必要としている人のために

自分から進んで血液を提供するボランティアです。

日本には、病気やけがの治療のため、輸血や血液製剤を必要とする方々が、数多くいます。
血液製剤は、健康な方々が自発的に無償で血液を提供する「献血」により作られています。
日本の血液事業は、「献血」によって支えられており、

血液を必要とする多くの患者さんが、

日々救われています。

日本赤十字社は、1952年(昭和27年)4月

日本赤十字社中央病院(現日本赤十字社医療センター)に
日本赤十字社血液銀行東京業務所を開設し、血液事業を開始しました。

その後も、受入れ施設を整備するとともに献血の周知、普及をしています。

日本では、現在、国(厚生労働省)から採血許可を受けている日本赤十字社だけが、

献血の受け入れ実施を行っています。

献血は、全国にある献血ルームや献血バスなどでできます。
三芳町から近いところでは、所沢駅前のプロぺ通りと

川越駅前のクレアモールに献血ルームがあります。
また、アクロスプラザ三芳では、
毎月一回、日曜日に献血バスで献血ができます。

 アクロスプラザ内の掲示板で日時をご確認いただけます。

献血には、成分献血と全血献血があります。

全血献血は、血液中の全ての成分を献血する方法で、

400ml献血と200ml献血の二種類があります。
成分献血は、成分採血装置を使用して
血小板や血漿という特定の成分だけ
600ml以下を採血し、

体内で回復に時間のかかる赤血球は、再び体内に戻す方法です。

採血時間は、全血献血で10~15分程度、

成分献血は、採血量に応じて40~90分程度かかります。

 

献血可能な年齢と献血の頻度は、以下のように定められています。

 

成分献血(血漿成分献血)
1回の献血量は、600ml以下(循環血液量の12%以内)
年齢は、18歳から69歳

(65歳以上の方は、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。)
体重は、男性45kg以上、女性40kg以上
年間献血回数は、血漿成分献血と血小板成分献血

(1回を血漿成分献血2回分に換算)の合計で24回以内

 

成分献血(血小板成分献血)
1回の献血量は、600ml以下(循環血液量の12%以内)
年齢は、男性は18歳から69歳

(65歳以上の方は、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。)
女性は18歳から54歳
体重は、男性45kg以上、女性40kg以上
年間献血回数は、血小板成分献血1回を血漿成分献血2回分に換算して

血漿成分献血と合計で24回以内

 

全血献血(200ml献血)
年齢は、16歳から69歳

(65歳以上の方は、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。)
体重は、男性45kg以上、女性40kg以上
年間献血回数は、男性6回以内、女性4回以内
年間総採血量は、200ml献血と400ml献血を合わせて、

男性1200ml以内、女性800ml以内

 

全血献血(400ml献血)
年齢は、男性は17歳から69歳、女性は18歳から69歳

(65歳以上の方は、60歳から64歳までの間に献血の経験がある方に限られます。)
体重は、男女とも50kg以上
年間献血回数は、男性3回以内、女性2回以内
年間総採血量は、200ml献血と400ml献血を合わせて、

男性1200ml以内、女性800ml以内

 

血液(血液製剤)は有効期限が定められており、

有効期限が短い血小板製剤は採血後4日間ですが、
検査時間を除くと使用可能な時間は3日間程です。
 全血製剤、赤血球製剤の有効期限は、採血後21日間です。
血漿製剤は、凍結可能なので採血後一年間です。
保管量の目安は、3日間で使用されてしまう量とされており、

不足する分は、日々献血によって確保されています。

 

最近では、新型コロナウイルス感染症の影響で

献血される方が減ってしまい、

必要な血液が不足しがちだそうです。

献血は、たすけ合い、たすけ愛です。

愛のある献血というおくりものが、

誰かの尊いいのちを救っています。

つづく

三芳町 ユナイトみよし歯科

歯科衛生士 Y.O

 

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