こんにちは。まだまだ日中は暑さが厳しいですが、季節は少しずつ秋へと向かっていますね。ユナイトみよし歯科では、患者さまのお口の健康を守るため、日々さまざまな情報をお伝えしています。今回は「あなたの歯ぐきは厚いタイプ?薄いタイプ?」と「歯ぐきを守るために」についてご紹介いたします。
歯の形が人によって異なるように、実は「歯ぐきの厚さ」も人それぞれ違うことをご存じでしょうか。
歯ぐきが厚いタイプの方はクッション性があり、比較的下がりにくい傾向があります。一方で薄いタイプの方は骨や歯肉の量が少なく、下がりやすいといわれています。
では、自分の歯ぐきが厚いのか薄いのか、簡単にセルフチェックしてみましょう。
鏡でお口を正面から見ます。
前歯の「歯と歯ぐきの境目(歯頚線)」の形を観察してみましょう。
境目がまっすぐ、または浅いU字型 → 厚いタイプ
境目が放物線状でカーブが深い → 薄いタイプ
あくまでも目安ですが、自分の歯ぐきの特徴を知るきっかけになります。正確な診断は歯科医院で行えますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
加齢によって歯ぐきは少しずつ痩せていきますが、もっと大きな原因は 歯周病 と 誤った歯みがき習慣 です。
健康な歯は、あごの骨(歯槽骨)とそれを覆う歯ぐきに支えられています。しかし歯周病が進行すると、骨が失われ、それに伴って歯ぐきも下がってしまいます。治療によって炎症や腫れが落ち着いても、失った骨や歯ぐきは完全には元に戻りません。放置するとさらに進行し、歯の寿命を縮めてしまうこともあります。
かたい毛の歯ブラシや、強い力でゴシゴシとみがくオーバーブラッシングは歯ぐきに大きな負担をかけます。特に薄いタイプの歯ぐきをお持ちの方は影響を受けやすく、下がりやすくなります。
手のひらで歯ブラシを強く握る
大きなストロークでゴシゴシ動かす
境目にブラシを押しつける
こうしたクセは歯ぐき下がりを進行させる原因になりますので注意が必要です。
歯科衛生士 H.K
生まれ持った歯ぐきの厚さを変えることはできませんが、日々のケアによって下がるスピードを抑えることは可能です。
まずは自分が厚いタイプか薄いタイプかを知ることが大切です。薄いタイプの方は特に毎日のブラッシング方法に注意しましょう。
歯ぐき下がりの最大の原因は歯周病です。症状が軽いうちに治療を始めれば、進行を防ぎ、健康な歯ぐきを守ることができます。
毛先がかたすぎる歯ブラシは歯ぐきに優しくありません。さらに毛先が開いた歯ブラシを使い続けると、プラークが落ちにくいだけでなく、歯ぐきを傷めてしまう原因にもなります。柔らかめの毛を選び、定期的に交換しましょう。
歯ブラシはペンを持つように軽く握り、力を入れすぎないことがポイントです。動かす幅(ストローク)は小さく、細かく動かすほうが効率的に汚れを落とせて歯ぐきにもやさしいです。電動歯ブラシをお使いの方は、ゴシゴシ動かさず当てるだけで十分です。
同じ場所ばかり長時間みがくと、その部分だけ歯ぐきが下がりやすくなります。鏡を見ながら、バランスよくみがくことを意識しましょう。
歯ぐきが下がると「歯が長く見える」「すき間が目立つ」といった見た目の変化だけでなく、次のようなリスクも生じます。
知覚過敏:冷たいものや甘いものがしみる
根面う蝕(根元のむし歯):象牙質が露出し、むし歯になりやすい
歯の寿命が短くなる:歯を支える骨が減少して歯が弱る
特に根面う蝕は治療が難しく進行も早いため、予防が大切です。
歯科衛生士 Y.K
歯ぐきの厚さは生まれつきのものですが、歯ぐきが下がるスピードは日々のケアで変えることができます。正しい歯みがき方法を身につけ、歯周病を予防・早期治療することが何より大切です。
ユナイトみよし歯科では、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせたブラッシング指導や歯周病のチェックを行っています。歯ぐき下がりが気になる方、しみる症状が出ている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
見た目の若々しさを保ち、歯の寿命を延ばすために、一緒に健康な歯ぐきを守っていきましょう。
歯科衛生士 歯科衛生士 H.K/歯科衛生士 Y.K
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入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科