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  お口のお話|6月号vol.2 口臭の原因は舌の汚れかも?「舌苔」との関係/口呼吸をストップ!鼻うがいのすすめ/永久歯が生えても仕上げ磨きは必要?歯科衛生士が理由を解説

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お口のお話|6月号vol.2 口臭の原因は舌の汚れかも?「舌苔」との関係/口呼吸をストップ!鼻うがいのすすめ/永久歯が生えても仕上げ磨きは必要?歯科衛生士が理由を解説

お口のおはなし

夏本番を前に、暑さやエアコンによる乾燥が気になる季節になりました。この機会に、お口の健康を守るためのセルフケアを見直してみませんか。

口臭の原因は舌の汚れかも?「舌苔」との関係

唾液を連想させる

「しっかり歯みがきをしているのに口臭が気になる…」ということはありませんか?

実は、その原因は“舌の汚れ”かもしれません。

舌の表面をよく見ると、白っぽい汚れが付いていることがあります。これは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、食べかすや細菌、古くなった粘膜などが舌の表面に付着してできる汚れです。

舌苔は誰にでも多少は付いているものですが、増えすぎると口臭の原因になることがあります。細菌が舌苔を分解する際に、においの強いガスを発生させるためです。特に、朝起きた時にお口のネバつきやにおいを感じる方は、舌苔が関係している場合があります。

また、お口の乾燥も舌苔を増やす原因のひとつです。口呼吸をしている方や水分不足の方、長時間会話をするお仕事の方などは、お口の中が乾燥しやすく、細菌が増えやすい環境になっています。

舌苔を予防するためには、毎日のセルフケアが大切です。歯みがきに加えて、舌専用ブラシややわらかいブラシを使い、舌の奥から手前へやさしく汚れを取り除きましょう。ただし、強くこすりすぎると舌を傷つけてしまうため注意が必要です。無理に毎回きれいにしようとせず、やさしくケアすることがポイントです。

さらに、こまめな水分補給や鼻呼吸を意識することも、お口の乾燥予防につながります。

口臭はとてもデリケートなお悩みですが、その原因はひとつではありません。舌苔だけでなく、歯周病や虫歯が関係している場合もあります。

気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。定期的なクリーニングで、お口の健康を一緒に守っていきましょう。

歯科助手 S.M

口呼吸をストップ!鼻うがいのすすめ

近年、口呼吸がさまざまな不調の原因として注目されています。

理由1:口呼吸はお口のトラブルにつながる

・口呼吸になると、唾液が乾きやすくなります。唾液には汚れを洗い流したり、細菌が増えるのを抑えたりする働きがあり、歯周病やむし歯を予防するなど、お口の中を守る大切な役割があります。

・口呼吸をしていると、前歯に着色がつきやすくなります。

・食事や会話をしている時の舌は、上あごに接しているのが正常な状態です。しかし、口呼吸の方は舌の位置が下がっている傾向があります。舌の位置が下がると、舌の筋力も低下しやすくなります。

・口呼吸が続くと、お口を閉じる筋肉も緩んでしまいます。

・特に成長期のお子さんでは、慢性的な口呼吸によって上あごが十分に広がらず、歯並びが乱れやすくなることがあります。

口臭

理由2:慢性上咽頭炎の原因になる

・鼻の奥とのどの境目にある「上咽頭」は、鼻と口の両方から入った空気が合流する場所で、ホコリや細菌、ウイルスなどが溜まりやすい部位です。

・口呼吸が続くと、上咽頭が乾燥し、ホコリや汚れなどの付着によって慢性的な炎症(慢性上咽頭炎)が起こりやすくなります。

・慢性上咽頭炎は、上咽頭自体にほとんど自覚症状がありません。しかし、お口や体の離れた場所に不調を引き起こすことが知られています(病巣疾患)。

理由3:鼻うがいは慢性上咽頭炎の予防になる

・鼻うがいは、上咽頭に溜まった汚れや炎症の原因を物理的に洗い流すことができます。ホコリや細菌、ウイルス、花粉、黄砂などを体の外へ排出してくれます。

・上咽頭の粘膜表面には「繊毛(せんもう)」という微小な毛がたくさんあります。繊毛には、細菌やウイルス、花粉、黄砂などが体内へ侵入するのを防ぐ働きがあります。しかし、慢性上咽頭炎があるとその働きが弱まってしまいます。鼻うがいは、そんな繊毛を健康な状態に整える効果が期待できます。

「痛そう…」「鼻に水を入れるのは怖い…」と、なかなか鼻うがいにチャレンジできない方へ。鼻うがいを安全かつ効果的に行うための7つのポイントをご紹介します。

ポイント1

鼻うがい液を作る際は、水道水をそのまま使わず、滅菌水や煮沸して冷ました水を使用しましょう。

また、0.9%の生理食塩水(体液や鼻水に近い濃度)で行うことが大切です。

ポイント2

熱いお湯は避けるのはもちろんですが、急に冷たい液体が鼻に入ると体も驚いてしまいます。体温に近い温度の鼻うがい液を使用しましょう。

ポイント3

勢いよく注入したり、強く吸い込んだりすると、鼻うがい液が耳に流れ込み、中耳炎のリスクを高めてしまうことがあります。

上咽頭に鼻うがい液が触れるだけでも十分効果が期待できるため、ボトルを押す力は軽く握る程度にしましょう。

ポイント4

鼻うがい液がのどへ流れるのが心配な方は、少し下を向き、「あー」と声を出しながら行うとスムーズです。

ポイント5

強く鼻をかむと、鼻の中に残った鼻うがい液や鼻水が耳管へ逆流し、中耳炎を引き起こす原因になることがあります。

鼻うがい後は、やさしく鼻をかみましょう。

ポイント6

容器に汚れなどが残ったまま次回も使用すると、感染症の原因になることがあります。

使用後はしっかり洗浄し、十分に乾燥させましょう。

ポイント7

鼻うがいは1日2回までが基本です。できれば12時間おきを目安に行うとよいでしょう。

外出後や黄砂が多く飛んでいる日などは、1日3回程度に増やすこともおすすめです。

鼻うがい

⚠️次に当てはまる場合は鼻うがいができません

☑急性中耳炎がある

☑耳の症状が強い

☑嚥下障害(飲み込みにくい症状)がある

☑鼻の中に重度の外傷がある

☑最近、鼻出血があった

☑鼻の中の閉塞が極端にひどい(完全に詰まっている状態)

☑乳幼児や、自分でうまく鼻をかめない小さなお子さん

口呼吸は、お口の健康だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。鼻呼吸を意識しながら、毎日のセルフケアのひとつとして鼻うがいを取り入れてみてはいかがでしょうか。

クリーンスタッフ M.Y

永久歯が生えても仕上げ磨きは必要?歯科衛生士が理由を解説

永久歯が生えてきたから、仕上げ磨きは“卒業”と思っていませんか?

永久歯が生えてきても、親御さんの協力はとても大切です。今回はその理由についてお話ししていきます。

①最初に生えてくる永久歯は6歳前後。6歳はまだまだサポートが必要!

最初に生えてくる永久歯は、前歯や6歳臼歯と呼ばれる奥歯です(名前の通り6歳前後に生えてきます)。

そして最後に乳歯が抜けるのは9〜12歳頃です。

しばらくは乳歯と永久歯が混在したお口になります。少なくとも小学生のあいだは、親御さんによる仕上げ磨きを続けていただきたいところです。

開設画像「乳歯の抜ける時期」

②永久歯が生えてきても発達の途中です!

歯磨きは、手や口、目などを同時に使う協調運動といわれています。

例えば、靴ひもを結ぶ動作は大人にとっては簡単ですが、小学校低学年のお子さんには難しいことがあります。

歯磨きも同じで、上下左右にある歯の表面を、お口を開けたり閉じたりしながら磨き、プラーク(細菌のかたまり)を落とすことが主な目的です。

繊細な動きが求められるため、お子さんにとっては難しい動作であることが想像できると思います。

③永久歯だけど、まだ未熟な歯です!

歯の表面はエナメル質という硬い組織(人の体の中で最も硬い組織)で覆われています。

しかし、生えたばかりの永久歯はまだ成熟しておらず、大人のエナメル質ほど硬くありません。完全に成熟するまでには2〜3年かかるといわれています。

そのため、細菌が出す酸に弱く、虫歯になりやすい状態です。これを「幼若永久歯」といいます。

プラークをできるだけ溜めないことに加え、フッ素配合歯磨き剤を使用することも大切です。

歯の構造

④生えたての永久歯はケアが難しく、生えてきても気づかないことがあります!

生えたての永久歯は歯ぐきに覆われている部分が多く、上手に歯磨きができないことがあります。

また、6歳臼歯は一番奥に生えてくるため、生えてきたことに気づかないお子さんも少なくありません。

6歳臼歯を乳歯と勘違いしていることもあります。

生えてきたことに気づいていても、よく見て磨けていないため、歯ブラシの毛先がしっかり当たっていないこともあります。

6歳臼歯が生えてきたら、その手前にある乳歯との間のケアがとても重要です。親御さんにはぜひこの部分にフロスを通していただきたいと思います。

⑤生活の変化で虫歯のリスクが上がります!

小学生になると、お友達と駄菓子屋さんに行ったり、お菓子やジュースを口にする機会が増えたりして、管理も手薄になりがちです。

そういった環境では、虫歯から歯を守るために、より丁寧な歯磨きが大切になります。

おやつをやめるのではなく、ルールを決めることが大切です。

例えば…

☑ 甘いものを食べたら、次の間食まで2時間以上あける

☑ 寝る前の飲食習慣(お風呂あがりのジュースやアイスなど)は、他の時間帯に変更する

☑ ガムをよく食べる場合は、キシリトール100%のものを選ぶ

⑥一度でも虫歯の治療をすると、歯はもろくなりやすいです!

永久歯は生え変わることのない、一生使う大切な歯です。

仮に虫歯になった場合、治療によって機能を取り戻すことはできますが、元の状態に戻るわけではありません。

一度でも虫歯で削った歯は、削っていない歯よりももろくなり、再び虫歯になるリスクも高くなります。

そのため、子どもの頃から虫歯にならないこと、歯を削るような治療が必要な状態をつくらないことがとても重要です。

虫歯で歯を削ると、将来的に再治療が必要になる可能性があります。しかし再治療には限度があり、一般的には1本の歯につき数回程度とされています。

50歳を過ぎると歯を失う方が増えてきますが、その背景には若い頃の虫歯や治療の影響が積み重なっていることも大きな要因のひとつです。

大人になって歯磨きをしていないから歯を失うのではなく、子どもの頃からの積み重ねが将来のお口の健康につながっています。

永久歯が生えてきたら、その歯をしっかり守っていくことが大切です。そのためにも、親御さんの協力は欠かせません。

お子さんが自分で磨けるようになってきても、ぜひ仕上げ磨きを続けながら、一生使う永久歯を一緒に守っていきましょう。

歯科衛生士 M.S

歯科助手 S.M / クリーンスタッフ M.Y / 歯科衛生士 M.S

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入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

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